令和三年度茨城県立こども病院病院指標

年齢階級別退院患者数
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
成人市中肺炎の重症度別患者数等
脳梗塞の患者数等
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	2187	605	36	-	-	-	-	-	-	-

当院は小児専門病院のため、20歳未満の退院患者数は全体の99%を占めています。
※患者数が10未満の場合は，－（ハイフン）で表示しています。

診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

新生児内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率
140010x199x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）手術なし手術・処置等２なし	66	9.23	6.13	15.15
140010x299x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満）手術なし手術・処置等２なし	61	20.39	11.01	3.28
140010x199x1xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）手術なし手術・処置等２１あり	33	10.97	10.48	18.18
140010x299x2xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満）手術なし手術・処置等２２あり	29	29.79	28.14	3.45
140010x299x1xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満）手術なし手術・処置等２１あり	22	28.86	20.86	13.64

当診療科では、主に、出生体重2000ｇ未満の未熟児/低出生体重児、先天性心疾患、先天奇形、新生児仮死、新生児痙攣などに対する治療を行っています。

小児血液腫瘍内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
130010xx99x2xx	急性白血病手術なし手術・処置等２２あり	89	4.53	11.8	6.69
130010xx97x2xx	急性白血病手術あり手術・処置等２２あり	80	24.85	37.46	7.38
03001xxx99x40x	頭頸部悪性腫瘍手術なし手術・処置等２４あり定義副傷病なし	35	3.31	9.54	6.26
100180xx97x1xx	副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍その他の手術あり手術・処置等２１あり	30	18.13	27.22	4.17
010010xx9900xx	脳腫瘍手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし	18	1.06	10.65	5.17

当診療科では、小児の白血病、リンパ腫、固形腫瘍といったいわゆる「小児がん」や血液疾患などに対して、化学療法や造血幹細胞移植といった治療を行っています。

小児循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
14031xx09910xx	先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳以上）手術なし手術・処置等１あり手術・処置等２なし	35	3	4.14	0	5.14
150070x0xx01xx	川崎病（2歳以上）手術・処置等１なし手術・処置等２１あり	19	6.89	9.9	5.26	3.21
14031xx19910xx	先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳未満）手術なし手術・処置等１あり手術・処置等２なし	17	2.94	4.39	0	0
150070x1xx01xx	川崎病（2歳未満）手術・処置等１なし手術・処置等２１あり	15	6.2	9.67	0	0.4
14031xx004x0xx	先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳以上）経皮的肺動脈形成術等手術・処置等２なし	13	4.08	6.07	0	3.15

当診療科では、生まれつきの心臓の病気（先天性心疾患）や不整脈、川崎病、心筋炎や心筋症などに対する治療を行っています。

小児内科（総合診療科）

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
040090xxxxxx0x	急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）定義副傷病なし	79	6.58	5.83	3.82
010230xx99x00x	てんかん手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	73	5.04	7.22	6.12
150040xxxxx0xx	熱性けいれん手術・処置等２なし	70	2.57	3.83	1.74
060380xxxxx00x	ウイルス性腸炎手術・処置等２なし定義副傷病なし	54	4.69	5.53	2.94
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症手術なし	48	5.25	13.14	4.38

当診療科では、呼吸器疾患（気管支炎や肺炎など）、感染症、腎臓病、神経疾患など多様な病気に対する治療を行っています。

アレルギー科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
080270xxxx1xxx	食物アレルギー手術・処置等１あり	22	1.09	2.13	0	2.82
080270xxxx0xxx	食物アレルギー手術・処置等１なし	11	1	2.35	0	7.64

当診療科では、食物アレルギーの診断をつけるため、あるいは食物アレルギーがよくなったかをみていくために、日帰りもしくは１泊の入院で食物負荷試験を行っています。

小児外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
060160x101xxxx	鼠径ヘルニア（15歳未満）ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	146	1.54	2.78	3.69
040310xxxxxxxx	その他の呼吸器の障害	61	3.8	10.31	9.26
060150xx99xx0x	虫垂炎手術なし定義副傷病なし	20	6.7	7.31	10.75
060150xx03xxxx	虫垂炎虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等	17	2.41	5.4	11.35
060170xx02xxxx	閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニアヘルニア手術　腹壁瘢痕ヘルニア等	-	4.25	7.84	2.5

当診療科では、鼠径ヘルニア、虫垂炎、喉頭軟化症、声門下狭窄、食道閉鎖症、鎖肛、胆道閉鎖症など、幅広い小児外科疾患の治療に対応しています。
※患者数が10未満の場合は、－（ハイフン）で表示しています。

小児泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
11013xxx99xxxx	下部尿路疾患手術なし	34	1.06	9.68	0	7
140590xx97xxxx	停留精巣手術あり	25	1.64	2.99	0	3.6
11022xxx01xxxx	男性生殖器疾患精索捻転手術等	21	1.86	3.77	0	6.19
14056xxx97xxxx	先天性水腎症、先天性上部尿路疾患手術あり	-	-	7.04	-	-
11013xxx03xxxx	下部尿路疾患尿管膀胱吻合術等	-	-	9.55	-	-

当診療科では、急性陰嚢(精巣捻転など)、水腎症、膀胱尿管逆流、尿道下裂、神経因性膀胱、卵巣嚢腫、外性器異常、排尿障害など幅広い小児泌尿器科疾患の治療に対応しています。
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小児脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010080xx97x0xx	脳脊髄の感染を伴う炎症手術あり手術・処置等２なし	16	10.13	35.53	0	1.81
140080xx97x0xx	脳、脊髄の先天異常手術あり手術・処置等２なし	13	12.23	12.97	0	1.31
010200xx99x00x	水頭症手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	10	2	6.71	0	1.2
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	-	-	8.3	-	-
180060xx97xxxx	その他の新生物手術あり	-	-	6.18	-	-

当診療科では、主に、水頭症などの先天奇形、脳脊髄腫瘍、脳血管障害、脳脊髄外傷などの治療を行っています。
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初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

	初発					再発	病期分類基準（※）	版数
	Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明	再発	病期分類基準（※）	版数
胃癌	-	-	-	-	-	-	1
大腸癌	-	-	-	-	-	-	1
乳癌	-	-	-	-	-	-	1
肺癌	-	-	-	-	-	-	1
肝癌	-	-	-	-	-	-	1

※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約

当院は小児専門の病院であるため、白血病やリンパ腫などに対する治療は行っていますが、5大癌の症例件数はそれほど多くありません。
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成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	-	-	-
中等症	-	-	-
重症	-	-	-
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

当院は小児専門の病院であるため、成人市中肺炎の症例数は多くありません。
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脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-

脳梗塞は成人に多く見られる疾患です。当院は小児専門病院のため、対象患者は多くありません。
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診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

新生児外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K9132	新生児仮死蘇生術　仮死第２度のもの	38	0	67.97	2.63	0
K9131	新生児仮死蘇生術　仮死第１度のもの	13	0	35.23	0	0
K386	気管切開術	-	-	-	-	-
K5352	胸腹裂孔ヘルニア手術　経胸及び経腹	-	-	-	-	-
K639	急性汎発性腹膜炎手術	-	-	-	-	-

新生児仮死とは、新生児にみられる呼吸循環不全を主とする症候群で、症状としては、呼吸障害、循環障害、筋緊張の減弱、けいれん、異常代謝などです。それらの疾患に対して行うのが新生児仮死蘇生術です。
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小児循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K570-3	経皮的肺動脈形成術	13	1.08	2	0	2.54
K5761	心室中隔欠損閉鎖術　単独のもの	-	-	-	-	-
K566	体動脈肺動脈短絡手術（ブラロック手術、ウォーターストン手術）	-	-	-	-	-
K570-2	経皮的肺動脈弁拡張術	-	-	-	-	-
K5741	心房中隔欠損閉鎖術　単独のもの	-	-	-	-	-

当診療科では、主に先天性肺動脈弁狭窄などに対してカテーテルを用いた拡張術を行っています。
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小児血液腫瘍内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置　頭頸部その他に設置した場合	11	23.18	46.27	0	9.09
K9212ﾛ	造血幹細胞採取（一連につき）　末梢血幹細胞採取　自家移植の場合	-	-	-	-	-
K4842	胸壁悪性腫瘍摘出術　その他のもの	-	-	-	-	-
K6261	リンパ節摘出術　長径３センチメートル未満	-	-	-	-	-
K6262	リンパ節摘出術　長径３センチメートル以上	-	-	-	-	-

当診療科では、化学療法や造血幹細胞移植を必要とする患者さんに対して、中心静脈カテーテル留置を多く実施しています。皮膚の下に埋め込んで、薬剤を投与するために使用しています。
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小児外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K6335	ヘルニア手術　鼠径ヘルニア	94	0	0.17	3.61
K3892	喉頭・声帯ポリープ切除術　直達喉頭鏡又はファイバースコープによるもの	60	0.68	1.77	9.3
K634	腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術（両側）	53	0.06	1.02	3.85
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの	17	0.06	1.35	11.35
K749	肛門拡張術（観血的なもの）	10	0.8	2.6	3.9

当診療科で最も多く行われている鼠径ヘルニア手術は、子どもたちの日常生活を極力壊さないよう日帰りや1泊2日の入院で行われています。
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小児泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K836	停留精巣固定術	18	0	0.17	0	4.72
K8282	包茎手術　環状切除術	14	0.21	0.5	0	6.93
K783-3	経尿道的尿管ステント抜去術	-	-	-	-	-
K809-2	膀胱尿管逆流手術	-	-	-	-	-
K819	尿道下裂形成手術	-	-	-	-	-

当診療科では腎・尿路・性器における機能の回復などを目的に手術を行います。小児では臓器温存のために広義の形成手術が大多数を占め、摘出術や切除術を主とする成人の手術とは全く異なります。
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小児脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K1381	脊椎披裂手術　神経処置を伴うもの	18	1.5	11.22	0	1.44
K183	脊髄硬膜切開術	15	1	8.4	0	1.53
K1801	頭蓋骨形成手術　頭蓋骨のみのもの	-	-	-	-	-
K1692	頭蓋内腫瘍摘出術　その他のもの	-	-	-	-	-
K0481	骨内異物（挿入物を含む）除去術　頭蓋、顔面（複数切開を要するもの）	-	-	-	-	-

当診療科では、水頭症などの先天奇形、脳脊髄腫瘍、脳血管障害、脳脊髄外傷などに対する手術を行っています。
※患者数が10未満の場合は、－（ハイフン）で表示しています。

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
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DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	-	-
180010	敗血症	同一	-	-
180010	敗血症	異なる	-	-
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	-	-
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

臨床上ゼロにはなりえないですが、少しでも改善すべきものとして、播種性血管内凝固症候群（DIC）、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症について、「入院の契機となった病名」と「入院中に最も医療資源が投入された病名」の同一性の有無を区別したうえで、症例数及び発生率を示しています。
※患者数が10未満の場合は、－（ハイフン）で表示しています。

更新履歴

2022/9/30: 「令和三年度　茨城県立こども病院　病院指標」を公開しました。