先輩からのメッセージ MESSAGE

MESSAGE - 02
キャリア形成や学位取得を
当院のスタッフ
一同で支援します
新生児科 星野 雄介
当院での博士号取得につい
みなさん初めまして。新生児科の星野雄介です。私は初期研修終了後に筑波大学小児科に入局し、卒後8年目より当院に赴任しました。診療の傍らに臨床研究を行い、これまで当院で行った研究成果が認められ、卒後14年目に筑波大学より医学博士号を授与していただきました。
博士号とは
博士号取得というと、一般的には大学院に進学して研究室に所属し、大学院の授業を受けながら研究を行い、その成果として博士号が授与されます。しかし様々な制約で大学院に進学できない人でも、研究成果としての論文を残せば博士号を取得することが可能です(いわゆる『論文博士』です)
学位授与の要
論文博士授与の要件は大学によって異なりますが、私が博士号を取得した筑波大学の当時の規定は、要約すると「筑波大学附属病院で勤務経験があり、審査制度の確立している学術雑誌に、内容に関連のある英語原著論文を2編以上発表していること」という取り決めでした。その論文をもとにDissertation形式の学位論文を提出し、予備審査・本審査を乗り越え、筑波大学人間総合科学研究科運営委員会の承認をもって、学位授与が承認されます。
実際に臨床しながら研究ができ
「研究」というと、朝から晩まで研究室に入り浸り、ラットやマウスを活用した動物実験を行ったり、血液やDNAサンプルを使用して複雑な解析を行う、というイメージを持たれるかもしれません。しかし臨床研究はそのようなラボ研究とは異なり、実臨床の中で行うことが可能です。実際に私の学位論文の研究は、病棟にあるポータブル超音波検査を活用して、NICUに入院中の新生児に超音波検査を行って遂行しました。
臨床だけでなく研究も行うという姿勢が重
臨床だけではなく、研究活動も行うという姿勢はとても重要だと思います。
「Physician Scientist」として研究を続け、論文として新たな知見を発表することは、目の前の患者さんだけでなく、世界のどこかで困っている患者さんを救うことに繋がるかもしれません。
キャリア形成や学位取得を支援しま
私だけでなく、当院の臨床研究に経験豊富なスタッフが、みなさんのキャリア形成や学位取得を支援させていただきます。興味がある方は是非声をかけてください!