先輩からのメッセージ MESSAGE

MESSAGE - 06
真剣に子ども達と
向き合いたい人には
ぜひ来て欲しい
小児科専攻医 堀 舜也
経歴を簡単に教えてくださ

私は、地元は東京都世田谷出身です。都会から来ました笑 東京医科大学医学部に入学し、卒業後は東京医大阿見医療センターで2年間初期研修を行いました。元々小児科医になりたいと考えていました。最初に小児科に興味を持ったのは高校生の時からです。実家の近くに特別支援学校があり、駅のホームなどでよく特別支援学校に通う子ども達とその子達を送迎するご家族をよく見かけていました。その子のことを周りの人達は避けるような感じがあって、一緒に連れているご家族も引け目を感じているのが見るからにわかってしまい、自分にも何かできないかと思っていました。その思いはずっと変わらず、小児科医としてサポートしたい気持ちは今も変わっていません。

日立総合病院に小児科研修として行った時に茨城県立こども病院の小児科の先生達が派遣されて来ていて、お話を聞いているうちに茨城県立こども病院での後期研修に興味を持って、茨城県立こども病院には見学に来ました。見学に来てみて、他の先輩方のお話も聞き、研修をしたいという思いが強くなり、茨城県立こども病院の後期研修医となりました。
現在は、後期研修1年目として茨城県立こども病院でのローテーションをしています。

これまでの後期研修医生活を振り返ってどうですか

まだ振り返るには早いですが笑 あっという間に9か月経ちました。私は、4月から9月まで茨城県立こども病院の小児総合診療科で働き、10月からは新生児科で働いています。小児総合診療科では、年齢層も、疾患も様々、超急性期から慢性期、毎日毎日新しいことをしている様な感じで、学ぶことも多く、忙しく過ごしていましたが、同時に充実した日々でした。新生児科に来てからは、また違う生活となり、最初は小さな子ども達とどう接したらいいか悩んでいましたが、先輩指導医の先生方の支えもあり、徐々にできることも増えて来たなと実感しているところです。

小児総合診療科ローテーション中の生活の1日を教えてくださ

小児総合診療科は現在3チームで動いています。それぞれのチームが初期研修医、後期研修医、指導医の屋根瓦方式になり、10人程度の患者さんを診療します。 肺炎や喘息の子からPICUに入るような重症な子まで、様々な子達の入院管理をしています。

8時ごろに当直医からの申し送りがあり、そのままカンファレンスが9時ごろまであります。その後、チームカンファ、入院患者さんの処置、外来、救急対応などを行います。16時ごろから夕方のカンファを行い、チームで話し合って方針を確認し、1日の診療が終了します。

印象に残った子のことを教えてくださ
小児総合診療科の時に受け持った10歳の男の子です。視神経脊髄炎という病気で視力障害があり、ステロイドを使用しても、視力障害が残っていました。その後、血漿交換を行い、劇的に視力が改善し、本人も家族も喜んでくれました。とてもやりがいを感じる瞬間でした。
茨城県立こども病院の後期研修の良いところは

やっぱり患者さんの症例数が多く、学ぶことが多いです。また、先輩方に相談しやすいので、とても助かっています。茨城県立こども病院で後期研修をすることにして良かったなと思っています。

今後どういった後期研修生活を送りたいと思いますか

一般小児科診療を学びながら、うちの病院の特色である小児超音波診断・研修センターに早く回りたいなと思います。エコーの技術を身につけて救急外来などで腹痛などの診療に困らない小児科医になりたいと思います。

また、亜鉛と熱性痙攣の関係についてを指導医の先生と論文化を目指して奮闘中です。頑張りたいと思います。

同期はどうですか

どうでしょう笑 一緒にコーヒーを飲みながら楽しく過ごしています。

後輩達にメッセージをお願いしま

忙しくて大変なところもあるが、真剣に子ども達と向き合いたい人にはぜひ来て欲しいと思います。やることをこなしていれば力がつく病院だと実感しています。他のどこに行っても困らない小児科医になれますので、安心して来てくれればと思います。ぜひ一緒に働きましょう!