Cox回帰分析の実際(SPSS)

 

これは、未熟児の酸素中止までの日数に何が影響するかを検討するためのデータの一部である。解析の内容とか意味については適当にサンプルを作ったために参考にできない。あくまでCox回帰分析の具体的な使用方法について説明するつもりである。
oxygenが酸素使用日数で、statusは0が酸素使用中または途中脱落、1が酸素中止の症例を表す。
sexは0が女で1が男。gaは在胎週数。apgarは一分のアプガースコアー。amnionは羊水の性状
cldは酸素28 日以上使用した症例(慢性肺疾患)。






変数の定義は、例えばamnionの場合、amnionのところをダブルクリックするか、”amnion”を選択しておいて”データ”→”変数の定義”を選択。
amnionは文字であるが、連続数の場合は型を数値に変える。欠損値がある場合には、定義しておく。この場合には9999にしてある。






”統計””生存分析””時間一定のコックス回帰”を選択すると以下の図になる。
ここで、生存変数に”oxygen”を状態変数に”status”を共変量に”ga”,”bw”を入力する。方式は強制投入法とする。
これは、まず在胎週数と出生体重を調整するためである。ここで、共変量にすべてのファクターを投入して変数増加法を選択すると、すべての共変量のなかで有意なものを選択することが可能であるが、出生体重と在胎週数は有意に決まっているのでこの因子は調整するために使用することとする。






次にブロックを”次”にしてブロック2/2を出す。ここでその他の共変量である”amnion”,”apgar”,”sex”を投入し、ここで”変数増加法:尤度比”を選択する。





なお、状態変数のところで、”事象の定義”をクリックし、単一値に1を入力して”続行”する。





また、前の図の中のオプションをクリックし、”指数指定の信頼区間95%”を選択しておくと自動的に95%信頼区間を計算してくれる。残念なことに、ver6ではlogistic 回帰にこのオプションがないため自分で計算することになる。ver7以上ではoptionにあるようだ。また、ステップワイズ法の有意確立を設定できる。この場合defaultは投入が0.05除去が0.10に設定されているが、少し高めに設定してもよい。





さらに”プロット”をクリックして、ハザード曲線と、ログマイナスログ曲線を描くように選択できる。





”階層”にsexを投入して解析すると、男女別のログマイナスログ曲線とハザード曲線を描いてくれる。これを見るには、”ウインドウ”の”図表カルーセル”を選択する。コックス回帰では、ログマイナスログ曲線がほぼ平行であることが解析の条件であるから、目的の因子においてこの曲線を描いてみて検討してみるとよい。





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